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2009年9月からの2年間のMBA留学記。準備期間の2009年5月より開始。ご意見はmshiba64@gmail.comまで。ブログトップ写真はフランスChamonixにてMontblancを撮影


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GMAT対策

渡米に向けた準備はいろいろと小粒のトラブルがありながらも、なんとか進んでいます。

今日は出願準備の話第二弾ということでGMATについて書きます。結論から言うと私はGMATを計3回受けて、一応TOP校と呼ばれる大学に申し込んでも遜色のない点数(700点、論文4.0)をGETしました。他の活動と同じく、私がGMATを初めて受けたのは10月末という非常に遅い出足でした。GMATは30日に一度しか受けられないという縛りがあるので、1月初旬の2ndラウンドでの出願を考えていた私は10月、11月、12月の3回の受験で結果を出す必要がありました。

各科目別にいろいろと対策はあるのですが、これから出願される方へ是非お伝えしたいのは以下の点です。

GMATのVerbal(英語)は最初の10問で意地でも満点を取ること!


とにかくこれに尽きます。GMATの採点方式は少し独特で、連続して正解するとランクが上がってより難しいレベルの問題がでます。逆に連続して間違えるとランクが下がって簡単なレベルの問題に戻ります。最初は中間レベルの問題から始まるのでとにかく最初の10問を正解して早いとこ高ランクまで上り詰めることが大事です。

私はVerbalの合計41問のうち、時間をかけて解けたのは35問くらいでした。後の6問は時間をかけずに判断できる範囲でできるだけ正解を選択する感じになりました。つまり最後の方になればなるほど時間もないため、連続正解にてランクを上げることが難しくなります。逆に言うと最初の方でランクを上げておけば、最後の方は連続して不正解さえ出さなければ高得点が期待できます。

私の3回のGMAT点数の推移は590点⇒660点⇒700点となります。ちなみに3回目時点でもReadingなどに出てくる単語は意味不明なものがたくさんありましたし、文法や論理的思考を問う問題も単語が分からないことで迷う問題がたくさんありました。おそらくボキャブラリと読む速度をさらに改善すれば700点中盤の点数を取ることができるのだろうと思います。

以下が教科別に私が実施した対策です。
①Verbal
GMATの勉強はほとんどこれに費やしました。特に私はSentence Correction(文法)にほとんどの時間を費やした気がします。AGOS予備校の授業を一通り受けましたが、当初は点が伸びませんでした。理由は至極簡単で、問題演習の際に正解/不正解にフォーカスしすぎて、SCの問題の傾向と照らし合わせた各問題の意図をちゃんと理解することが疎かになったためです。GMAT660点を取った11月末あたりから勉強の方法を変えました。具体的にはエクセルシートに合計600問くらいのAGOSの問題の表を作って同じ問題を3回は解くためのスケジュール表を作りました。SCの問題は通勤時の電車の中や夜寝る前などのちょっとした時間を使ってやっていました。この表で自分の苦手な問題や傾向を押さえて、試験前に閲覧するためのSC頻出文法帳を自分で作成しました。つまり大学受験のときのような地道な努力が必要なんです。(自分が高校生になったような懐かしい感じでした。。。)

Critical Thinkingも上記と同じ表を作って、進捗だけは管理しました。特にCritical Thinkingは5問くらい解くと頭がウニになる「非常に疲れる思考作業」を伴うので毎日のペース配分が重要です。SCとは違ってたくさん解くよりは、独特の解答メソドロジーに慣れることの方が大事です。(この辺はAGOSの中山先生が徹底的に研究されているので、それを参考にされると良いと思います。)

②Quantitative
正直ほとんど勉強していません。。。AGOSのintensiveの授業に参加したのと、試験前に過去問を一通り解いただけでしょうか・・・。この辺は個人差が出るところだと思いますが、基本的には高校レベルの代数/幾何の問題なのであとは本番でいかに満点を出すかが日本人出願者のポイントだと思います。

③AWA(論文)
AGOSのAWA対策に参加しました。私の場合、TOEFLと出願エッセイと並行してGMATを進めていたため、AWA出の高得点GETは諦めました。ただし、大学によっては4.0以上の点数を取らないと出願エッセイの英語のレベルを疑われることがあると聞いていたので、少なくとも4.0を取るための勉強をしました。AGOSから解答文章のテンプレートが提示されるので、それに忠実に解答を作成できるようにしました。その他、例題がやまほどAGOSから渡されますが、それに手をつけることは最後までありませんでした。。。

長々と書きましたが、GMATは人によっては10回くらい受けても点が伸びない方もいる難関テストです。(私はTOEFLの方が苦労しましたが。。。)

おそらく以下のことが原因で苦労される方が多いのかなと思います。
・対策方法が異なるいろいろな教科が混在している。
 ⇒GMATの勉強の中だけでも、頭の切り替えが必要
・英語の運用能力よりも論理的思考能力や専門的なボキャブラリを問う傾向。
 ⇒やればやるほど混乱。限られた時間で必要最低限の高得点を狙う必要あり!
他の出願対策と並行して進める際に混乱しないように、移動中などの細かい時間で勉強できるように学習計画を練るのが大事だと思います!
by mshiba64 | 2009-06-10 18:30 | 出願対策