2009年9月からの2年間のMBA留学記。準備期間の2009年5月より開始。ご意見はmshiba64@gmail.comまで。ブログトップ写真はフランスChamonixにてMontblancを撮影


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2009/12/25 アメリカでProductionは死んだのか?

久々にちょっと面白いネタが思いついたのでブログに書きます。

先日、アメリカのニュース専門放送局であるCNBCがCMUにて公開録画を行いました。テーマはRebuilding America。
http://classic.cnbc.com/id/15840232?video=1349240093&play=1

昨今のGMの破綻をきっかけにアメリカでは「いかにして減退したアメリカのManufacturingを復活させるか?」が政府の景気対策などと絡めて議論されています。構造や議論している内容はまったく違いますが、雰囲気としてはバブル崩壊・デフレスパイラルの中で護送船団などについて議論が行われていたころの日本を彷彿させます。公開録画の場所としてCMUが選ばれたのは、ピッツバーグがかつての鉄鋼の町からIT・ヘルスケアの町へと変貌を遂げたことを象徴とするためと思われます。この放送の中でU.S. Secretary of LaborのSolisさんはアメリカの産業構造の変革を論じて、実際に自動車メーカーでリストラに合った人の質問に対応していたりします。

また最近、Tepperの同期のNさんから以下の記事を紹介してもらいました。
http://www.tnr.com/article/economy/wagoner-henderson?page=0,0

この記事の中で記者はアメリカのManufacturingが衰退したことの理由の一つに、MBAを卒業したアッパーマネジメント層があまりにFinanceに偏った経営(例えば4半期報告を良くするためにアセット評価に重点を置いちゃったなど)を続けたことを挙げています。個別のプロセス改善などは数字に見える形で効果が現れるのに時間がかかり、投資対効果を計りにくいので敬遠されてきたということです。

Nさんはこの記事と自分のキャリアを結びつけて、「技術偏重で組織マネージメントを俯瞰する人材を輩出できない」状態と「若いころに現場のProductionを経験せずに数字で経営を語る人材が重用される」状態とのジレンマだと考えたようです。良い線突いてます。笑

私も一応、Productiveな日本企業の一技術者として、簡単には人には伝えられない技術・知識・ノウハウおよびそれらを組み合わせて提供するインテグレーション・コンサルテーション能力を持っていると自負しています。(まあそれしかできないんですけど。)それら知識の切り売りに限界を感じてMBAを目指したという意味では、私は前者の状態に該当すると考えています。でもいざふたを開けてみたら、「MBAは後者の状態に寄与してただけなんだよねー」って開き直られちゃうとがっくりしちゃいます。笑)でもそこはアメリカ、きっと力強く「こういうときこそ日本から来ているProductionに長けた人材に貢献してもらおう!」とかさらに開き直って言い出しちゃうでしょう。笑)No.1ってすごい。No.1じゃなくなったらどうするんだろうってくらいすごいです。笑

Tepperの同期の中には今までの自分のキャリアと関係なく、まずFinanceを就職先として目指す人が少なくありません。理由はサラリーが良いから。上記記事でもFinanceとその他業界のサラリーの違いが悪い影響を与えているとあります。彼らの多くがWhartonやMITなどのFinanceが強いTOP大学にある意味引け目や対抗心を持っていたりしますが、上記の記事でいけばWhartonなどは最初に断罪されるべきMBAプログラムですね。笑)私はサマースクールでWhartonの学生達と共に学びましたが、ある一人の若者が「私は自分に見合う給料がもらえないからXXからXXに転職した」と言っていたのを忘れられません。私には20代の若者が持つ市場価値が理解できませんし、理解したくもありません。

今日のブログはあまり綺麗に結論を出さずに終わっちゃおうと思います。組織・産業・国・教育などの構造や個人個人のキャリアで見方が全然違うと思うからです。CNBCの放送でも立場の違いは埋まらず混迷するアメリカが浮き彫りになっただけという印象を受けました。

皆さんはどんな意見をお持ちですか?是非コメント下さい!
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by mshiba64 | 2009-12-26 06:38